GS Bankのログイン後メニュー その2 (Statements/Actuvity)
左から2番めはStatements/Activityのメニュー。内容は下記の通り。
- Online Statements
- Tax Forms
Online Statements
過去のOnline Statementsが確認できる。過去何年分までみられるかはわからない。
Tax Forms
まだ口座開設後に納税シーズンを迎えていないので何もないが、納税申告の際に必要となるForm 1099がここでみられるのだと思う。
GS BankのAgreement改定
GS Bankからメールが来ていたので何かと思って見てみたら、Deposit Account Agreementの改定だった。たぶん4月に口座を開設してから初めての改定で、9月22日に適用となる。ポイントはメール記載の下記の通り。
1. 口座開設申し込み資格の明確化
細かい文言の追加のみと思われ、18歳以上でSocial Security Number(またはITN)を持っていて、米国内に住所(physical address)がある人、という条件は変更なし。
**2017/9/18追記
改定前のAgreementを確認したところ、下記の通りであった。
Who May Open an Account: Accounts may be opened by a citizen or a legal permanent resident of the United States ("U.S."), who is at least 18 years old and who has a Social Security Number and physical street address in the U.S. We will not accept a post office box as an address to open an Account.
どうも改定で条件が緩くなったように感じられる。特に"legal permanent resident"という文言が削除されたのは、トランプ政権の移民政策によってlegalではなくなる可能性のある顧客へ対応したものと思われる。
** 追記以上
2. 預け入れ上限額の引き上げ
Saving AccountとCD(定期預金的なもの)の合計額上限が25万ドルから100万ドルに引き上げられた。対象は2016年4月15日以降の口座開設者となっているが、これはGS Bankとして業務を開始後に開設された全ての口座が対象となると思われる。
3. 利子の計算方法の説明
最低一ドルの残高が必要ということと、1セント未満は四捨五入されるという説明。
他の改定点はたいした内容ではないっぽいので説明は省略。
GS Bankのログイン後メニュー その1 (Accounts)
GS Bankへのログインはトップページ左上の"Sign in"をクリックし、下記画面から行う。ユーザーネームはメールアドレスまたは任意の単語を設定できる。
今回はログイン後メニューのうち、"Accounts" について説明する。
Accounts以下のメニューは下記の通り。
- Account Home
- Account List
- Account Names
- Agreement(s)
Account Home
口座の一覧と、最近の入出金履歴が表示される。ログイン後最初に表示される画面でもある。
Account List
口座の一覧が表示される。
Account Names
GS Bankの口座と、External Accountsに設定した他行の口座の表示名を設定できる。
Agreement(s)
過去にサインしたAgreementが一覧表示される。Agreement IDをクリックしてもそのAgreementの内容を再度確認できると思ったら、そうではなくもう少し細かい情報が表示されるだけ。
GS Bankの口座開設手続きの流れ
ゴールドマン・サックスのネットバンクであるGS Bankの口座開設手続きの流れは次の通り。
口座開設できるのは誰?
口座を所有するために18歳以上で米国市民か適法な住民(legal resident)である必要がある。
口座開設の流れ
まずはトップページ右上の"Open an Account"から手続きを開始する。
次の画面へ行くと手続きのフローが上部に表示されていてわかりやすい。通常、10分以内で手続きが終了することも書いてある。ここで開設する口座を選択する。Online Savingを選択。
利率が大きく表示され、初回入金額を記入する。$1 - $250000の範囲で入力する。
次に進むとステップ2の個人情報を入力する画面になる。入力項目は下記の通り。
- 名前
- 生年月日
- ソーシャルセキュリティーナンバー
- 職業(Occupation)
- 電話番号
- Eメールアドレス
- 住所
- シークレットワード
シークレットワードは自分でヒントを設定するが、電話での問い合わせの際に聞かれるので恥ずかしくないワード(とヒント)にしておくことをおすすめする。
共同所有者(通常は配偶者など)があれば追加する。
以降、入力内容の確認画面、各種規約や注意事項の確認画面と進み、最後にオンラインバンキングのパスワード等を設定して完了。口座の開設が正式に完了すると通知メールが届く。時間はそれほどかからなかったと思う。
GS Bankの利子でChase Premier Platinumアカウントの口座維持費を賄う
メインの口座はChaseを利用しており、ATMでの引き出しやチェックの支払い、給与振込などはこちらを利用している。Chaseには3種類(+ Student account)があり、僕はChase Premier Platinum口座を利用している。
Chase Premier Platinumは3種類のなかで一番口座維持費が無料になるハードルが高く、7万5千ドルの平均残高が条件となる。一方で、特典としてIncoming wire transfer fee ($15)が免除されるなどのメリットがある。口座維持費は月$35だ。
ではこの7万5千ドルを口座維持のために金利の低いChaseの口座にいれておくのと、代わりに金利の高いGS Bankに入れておき、Chaseには月々の口座維持費を支払うのではどちらがお得なのか。
Chaseに入れておいた場合
ChaseのSaving accountに7万5千ドル残高がある場合の利子は0.05%なので、月$3.125。口座維持費はかからない。
GS Bankに入れておいた場合
Chase Premier Platinum口座の開設には$100の残高が必要なので、GS Bankには$74900を入金するものとする。利子は1.20%なので月$74.9。一方でChaseには口座維持費$35が発生する。差し引き$39.9の収入。
結論としてはGS Bankに入金しておいてChaseに口座維持費を支払った方がお得である。しかし、ATMの利用やチェック発行などそうもいかない事情が多々あるので、現実的には今後もChaseに入れておくつもりだ。
GS Bankに追加入金した
メインの銀行口座としてはChaseを使っているが、年会費がかかる代わりにATM手数料が無料になるなどの特典がつくプランを利用している。口座維持費は、過去数カ月の平均口座残高が一定以上であれば無料になる。
とりあえずはその残高基準以上を維持しておけば間違い無いので、超過分がたまってきたらGS Bankにお金を移動することにしている。今回、数千ドル超過分が出ていたので資金移動をした。
ふと思ったが、GS Bankに全額入れておいても利子の差額でChaseの口座維持費をまかなえるのではないか。今度検証してみたい。
アメリカのトラックに関する新規制(ELD mandate)
アメリカの国内輸送の大部分を担うのがトラック輸送だが、今年12月18日から新しい規制が始まる予定となっており、業界に与える影響が懸念されている。新規制はELD (Electronic Logging Device)使用の義務化で、これまでトラックドライバーはペーパーの記録用紙を使って業務時間や運転時間を管理していたが、今後はエンジンの稼働状況等から自動的に記録される電子機器を利用することが義務となる。
懸念される影響としては、
1. ELD導入のための設備コスト
2. ELDによる「正確な記録管理」
の2点がある。
導入コストについてはELD自体は500ドルから1000ドル程度のようだが、ELD使用のトレーニングや新しい管理体制の構築などの見えないコストもトラック業者は強いられることとなる。
影響が大きいのは2点目で、現行のペーパー記録方式だとはっきり言ってドライバーは記録をごまかし放題で、不正が横行していると思われる。業務時間のルールは下記の通り。
- 11-Hour Driving Limit
10時間休憩を取ったあとは最大11時間まで運転してよい。
- 14-Hour Limit
業務開始後14時間を経過したら、運転してはいけない。
- Rest Breaks
最後の休暇から8時間以内か、最低30分の仮眠室滞在後のみ運転してよい。
- 60/70-Hour Limit
連続した7日で60時間、8日で70時間の業務時間経過後は運転してはいけない。その後、業務再開までには34時間の休暇を取らなければならない。
*業務 - 運転だけでなく、荷受けや荷降ろしなどの業務を含む。
*運転 - 文字通り運転席に座って運転している状態。
新規制発効前の現時点では、通常ならルールを遵守すれば2日かかるところも休憩時間を削ってドライブして1日で配送を終了し、次の仕事を引き受けるということが多々あると思われる。配送先まで残り2時間のドライブであれば、ルール違反でもそのまま運転してその日のうちに配送を終了したいと思うドライバーの気持ちもわからないではない。
ただ、今後はこのような不正はできなくなるため、実質、トラックの供給減となり、必要な配送量にトラックが追いつかない(あるいはつかまりにくい)状況が予想される。当然トラック業者としては同じ期間にこなせる仕事の量が減るので、単価を上げることになるだろう。
荷主側としては、このようなコスト面の影響に加え、リードタイムの長期化を考慮して対応する必要があるかもしれない。
When are drivers subject to the ELD rule required to start using electronic logging devices (ELDs)? | Federal Motor Carrier Safety Administration
https://www.fmcsa.dot.gov/faq/when-are-drivers-subject-eld-rule-required-start-using-electronic-logging-devices-elds
Summary of Hours of Service Regulations | Federal Motor Carrier Safety Administration
https://www.fmcsa.dot.gov/regulations/hours-service/summary-hours-service-regulations