ELD mandateから1年、米国のトラック市場はどうなった?
トラックマッチングサービスのDATに興味深い記事がでていました。
昨年のELD導入から一年が経ちました。導入時は、ドライバー不足に拍車がかかるとか、仕事が回らなくなるとか、トラックドライバーを辞めるという反応がトラック業界側からは出ていました。では導入後1年経ってどうなったか、という検証記事です。
結論から言うと、業者の数は増え続けています。どころか、これまでよりも高いペースで増加を続けていることがデータからわかります。いったい何が起きたかというと、ELD mandateをきっかけとした廃業(または転職)はあったものの、好景気にも後押しされ輸送単価が上昇した結果、「儲かる」仕事となったため参入が増えたということのようです。
2018年はトラックブローカーの利益が大幅に増加したというニュースもありました。一時的なトラック不足によりブローカーを頼る荷主が増えたようです。ELD導入により設備入れ替えが進み、GPSでのリアルタイムのトラッキングも大幅に浸透しました。業界全体で考えれば結果としては良い影響の方が多かったのではないでしょうか。